walkman's diary

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串かつ「新世界だるま」(北新地店)

大阪北新地に串かつ「新世界だるま」の新店が開店したので覗きにいきました。

通天閣のお膝元である新世界の一角で開店したのが
昭和四年というのでそれから八十年経つわけです。

新世界を知らない方へ
大阪のシンボル通天閣のお膝元にある新世界は庶民的な歓楽街として親しまれてきたが大手私鉄のターミナルに位置しないこと、観光の多様化などに伴い、近年までは衰退していた。しかし、皮肉にも、発展していない「昔の繁華街」の雰囲気が、現在は却って観光資源になっている。

個人的に新世界の串かつ屋ではジャンジャン横丁の「八重勝」が好きですが
好きになった理由は親に連れていかれて知った最初の串かつ屋だったことにつきます。
「八重勝」はジャンジャン横丁の一番人気店で昔からいつ行っても行列ができてました。
今でも訪れる際は比較的行列の少ない時間帯を狙い打ちしていきます。

その性もあって「だるま」人気は今も実感できないのですがこの店の歴史と
新世界伝説となっている以下の逸話を聞くと今度こそは行ってみようと思わせます。

2001年暮れ。店主(2代目)が急に体調を崩したためリタイヤで店が締まりかけたのを
昔から常連の赤井英和と清水修が「だるまの味を途絶えさせてはならない」と
所属するジムの若手を店主につけて修行させ、味を伝授してもらったという話。

猛特訓の末、なんとか再オープンでき 赤井英和がテレビ番組で「だるま」のことを
紹介したこともあって再び大人気店になったそうです。

その人気にあやかろうと入院していた店主の元に東京から札束をもって
店の権利を譲ってほしいとの申し出があったというが全て断り
店主は「赤井になら任せる」と言ったという。
そして赤井は自分のジムの後輩に3代目をやってみたいという人間がおり任せたという。

ソースの中に"ドバッ"っとつけて食べるのが、新世界の串かつ。
「ソースの二度付けは禁止!」というルールも有名です。

↓ 北新地店のメニュー版

↓ 串かつの保温機

新世界のようにカウンターだけの店でなくテーブル席がある北新地店なので
居酒屋的な利用動機で数名のグループ来られることになるので
揚げたてをすぐに食べるのではなく飲みながらゆっくりとしゃべりながら
食べられるのを想定しているのでしょう。

カウンターのみの店では店員とお客との受け渡しのみなので
↓これでOK

↓名物どて焼き ※牛のスジ肉を味噌やみりんで時間をかけて煮込んだもの。 

串カツとともに大阪・新世界の名物。味が濃いのでビールもですがご飯にも抜群です。

ブロッコリーの串あげ ※ホクホクで芋みたいな食感で旨いです。 

↓ いろいろ

串かつ、豚かつ、レンコン、アスパラ、たまねぎ、プチトマトなどの旨いです。
カラっ揚がった色々なカタチの串ものを特製のソースに"ドバッ"っとつけて食べる!
自分で撮った写真見ていても食べたくなってきます。私はレンコンが好き。

↓ 玄関の内照式メニュー看板  

この北新地という立地の店で5階建て全て「だるま」が占拠しているのには
正直ビックリしましたが先に開店しているミナミの法善寺横丁にある店も
いつも行列できてますのでそれだけの集客を見込めるわけなのでしょう。
串かつの集客というより「新世界だるま」というブランドの集客だと思います。

でも串カツ好きな人にも「だるま」ファンにも便利でいい時代と言う事です。